文字4(ケイジ)

ケイジを終えてからとてつもなく身体が重い。いくら寝ても寝足りない。どうやら人と会話はできているようなのだが、自分で言葉の意味を理解できない。言葉が一人歩きする。わたしとは関係のないところで、「会話」が進行してある。
現実のあらゆる感触・「実感」に関する「メタ」な感覚。ぼんやりとした感覚。何かをつかむたびに何かを漏らしてしまう感覚。
5ミリくらい地面から足が離れている気がしてならない。何度も地面を触って確かめてみる。あるのだが、その「ある」さ加減がよくわからない。
これ以上なにかをはなしたら飛んで行ってしまいそうだ。

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