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Zineを出版しました

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このたび、コレクティヴ「ゆめみるけんり」の一員としてzineを出版しました。私は、ロシアの思想家ニコライ・フョードロフのエッセイ(附・解説)と、アレクサンドル・ブロークの詩を訳しています。

まずは、Kindle Storeにて電子書籍版を販売しています。100円です。
こちらからご覧ください。立ち読みもできます。☞http://amzn.asia/5gSfZkJ

紙版も出版準備中です。詳細については、「ゆめみるけんり」ブログ☞https://droitdeyumemir.blogspot.jpをご覧ください。

NER:新しい居住エレメント

noteに新しい記事を公開しました。
雪解け期ソ連の都市計画プロジェクトNER(НЭР=Новый Элемент Расселения、New Element of Habitation)に関するエッセイの翻訳です。


NERグループのプロジェクトは、消費に依らないポスト工業化社会[原語では消費社会の対義語としてのポスト工業化「非-消費社会」]のための、ソ連全土規模の、そしてより広くは惑星規模の居住システムを提起する試みである。この意味でNERは、現代ロシアの都市計画(アーバニズム)に対してはもちろん、消費文化と個人所有といった根底部分に対してめったに疑問を呈することのない世界的な主流に対しても十分にラディカルなオルタナティヴである。NERグループは、「各々みなに属する世界、ロジックとひとに対する敬意に満たされた世界」(『NER』、116頁)をつくることを可能にするような居住構造を見出すことをその課題としていた。NERメンバーは考察を進めるなかで、個人の土地所有というレアリヤに制限を受けることなく、「限定された」大きさの「均一な」住居のネットワークをつくることを提起し、そこでは居住者が10万人以内で、可能性の「平等」が最大限に保証されるとした。NERメンバーは、まさにこのように共産主義の根底的長所をとらえていたのである。

続きは https://note.mu/pokayanie/n/n8f94fd6fc99f

レフ・ルビンシュテインの詩

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『AUTOCODEX-74』(1974)より「3つのコンポジション」

コンポジション-1 1. 本質的思考の気ぜわしい徴
2. 本質的疑念の大いなる複数性
3. 本質的意義の不正確な解釈
4. 生者の内に残った途方に暮れる人影
5. 遠方の胸騒ぎの凍ったままの稜線
6. 偽りの賢さの不快な色調
7. 産出する印の不定的可能性
8. 雷雨の頃に遺された恵み
9. 晩の悲しみのあたたかな接触
10. 花咲ける歳月の花咲ける遺産
11. 極限的思考なる過酷な労働
12. 人けない説教にひどく歯の浮く
13. 歯抜けの老年への病的な恐怖
14. 他人のことに厚顔無恥にも鼻を突っ込むことの具体的理由
15. 懲罰のないまま偽証する奴らのいる環境下において法の外で存在することの必然的災厄
16. 出口のない状況といういつもの状態
17. 気の狂った歳月の失われゆく慰み
18. 計り知れぬ歓喜の薔薇色の色調
19. 大いなる可能性の大いなる複数性
20. 本質的思考に忠実な方向性


21. 多様な活動の知られざる帰結


コンポジション-2 1. 夢うつつでの飛行はみじめだ
2. 真理のタッチは甘美だ
3. ことばの隠れ家へ帰ることは3重にも甘美だ
4. 内部に向けられる眼差しは断固たるものだ
5. 予知能力の徴は川の力のなかでは辛うじて判別される
6. 道は打ち明けられない- - -
7. 昔の興味は忘れられた
8. 懲罰のないまま偽証する奴らのいる環境下で存在することは、不法だ
9. ワイングラスにワインは満たされていない
10. 草に注意を払うことは楽しい
11. 面白いことは楽しい
12. 現実での飛行はみじめだ
13. 不当な判断は不快だ
14. 正当な瞬間はよいものだ
15. 容認しがたいものはよくない
16. 現実での飛行はみじめだ
17. よく照らされた中での観照の対象物は不思議だ
18. 提起されるモデルの普遍性を求めるある人の要求は恐ろしい
19. コミュニケーションの多様化なあり方の再生に対して多くの人が準備できていないことはひどいことだ
20. 晩は今でも退屈だ
21. 現実の出来事によって紀念される一日は大いなるものだ
22. 現実での飛行はみじめだ
23. ロマンチックな気分になった政治家の道はもの悲しげだ
24. 都市環境における雪は孤独だ
25. 4年…