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キラ・ムラートワインタビュー(2016)

キラ・ムラートワ監督が、2018年6月6日に83歳で亡くなりました。
彼女の業績は、伝えられねばなりません。

2016年のインタビューを翻訳しました。下のリンクからどうぞ。

https://note.mu/pokayanie/n/ne733acf89c21

ザボロツキーの詩

夢 この地に棲まって五十年
皆と同じく 幸せ半分不幸半分
そんな私がある日この世におさらばし
気づくとそこは秘密の場所であったのだ

そこでは人間は習慣の
最後の残滓として存在するのみ
だがもはや何ものも望まず
通り名もなければ呼び名もない

驚くべきゲームの参加者である私は
退屈しきった顔の数々にまじまじと見入ることなく
そこで燻る焚き火に身をまかせ
起き上がったりまた横になったりした

私は泳ぎ離れていった 私は遠くへ彷徨い出ていった
行先を決めかね 無頓着に 黙りこくって
そして消滅した地の鋭い光は
悠々と差し出された手で拒絶するのだった

存在のある種の余韻を
生存のため 私はまだ手元に残していた
だが私の心の全体がすでに
心でなく 宇宙の一部にならんとしていた

そこで空間の上を私に向かって動いてきたのは
雁字がらめになった何かの物質(マテリアル)
眼では捉えられぬほどの高み、
崩落の多い谷間の上に橋がかかっていた

私は外見をよく目に焼きつけた
空間から泳ぎくるこうしたあらゆる物体がもつ外見を——
交錯する梁 敷石の隆起
原始の装飾品の仕上げの粗さ

精巧さはその痕跡さえ見受けられないし
形(フォルム)の技芸などそこでは明らかに尊重されていない
表立ちはしないが、仕事は困難である
世界全体が動き、働いているのだけれども

彼方の権力の振る舞いの中に
私はほんの少しの強要も見なかった
そして私自身 自由意志もなく欲望もなかったが
必要なものはすべて努力なしにつくることができた
何かを欲さない理由があったわけではない
何かをしようという望みもなかった
もっと先へと彷徨ってゆく準備はできていた
もしそれが何かの役に立ち得るのならば

私と一緒に誰だか坊やが彷徨い歩いていた
下らぬたわ言を私とぺちゃくちゃ
この霧にも似た坊やでさえ
精神的と言うよりむしろ物質的であるのだった

私と坊やは湖に向かった
坊やは釣竿をどこか下方に投げ入れ
地より飛んできた或るものを
焦りもせず手で脇へ押しやったのである

叢書『ロシア・アヴァンギャルド』総目次

叢書『ロシア・アヴァンギャルド』全8巻(国書刊行会;1988-1995)の総目次。

【1:テアトルⅠ(未来派の実験)】 1989年。編:浦雅春、武隈喜一、岩田貴。月報3:津野海太郎、松本克平。
訳者:岩田貴、岩原宏子、宇佐見森吉、浦雅春、坂本雅彦、武隈喜一、長沢洋子、成田典子、西中村浩。

①未来派の演劇 マヤコフスキイ「演劇・映画・未来主義」
マヤコフスキイ「演劇芸術の復興の前兆としての映画による“演劇”の破壊」
マヤコフスキイ「今日の演劇と映画の芸術に対する関係」
シェルシェネーヴィチ「フトゥリズム演劇宣言」
マチューシン「ペテルブルグのフトゥリスト」
カメンスキイ「マヤコフスキイとともに」

②エヴレイノフのモノドラマ宣言 エヴレイノフ「モノドラマ宣言」
クルイジツキイ「笑いの実験室」

③メイエルホリドとコメディア・デラルテ ソロヴィヨフ「コメディア・デラルテの舞台技術の歴史によせて」
スミルノーワ「ボロジンスカヤのスタジオで」

④タイーロフの演劇 タイーロフ「『演出家の手記』より」
タイーロフ「『ブランビラ姫』」
タイーロフ「『ロミオとジュリエット』」
タイーロフ「『ジロフレ・ジロフラ』」
コーネン「『ピエレッタのベール』」
コーネン「『ファミーラ・キファレド』」
コーネン「『サロメ』」
コーネン「『ブランビラ姫』」
コーネン「『フェードル』『ジロフレ・ジロフラ』」

⑤舞台空間の革新 トゥゲンホリド「アレクサンドラ・エクステルの創造」
アクショーノフ「舞台における空間的構成主義」

○解説(浦雅春)

【2:テアトルⅡ(演劇の十月)】 1988年。編:浦雅春、武隈喜一、岩田貴。月報1:山口昌男、鈴木忠志。
訳者:岩田貴、浦雅春、大島幹雄、亀山郁夫、坂本雅彦、武隈喜一、田村充正、長沢洋子、成田典子、西中村浩。

①共産主義的スペクタクル ルナチャルスキイ「共産主義的スペクタクル」
マヤコフスキイ『ミステリヤ・ブッフ』
フェヴラリスキイ「最初のソビエト演劇」

②演劇の十月 マルコフ「生活の飽和度一〇〇パーセント」
マルコフ「メイエルホリドの登場」
ヘルソンスキイ「ペレコープ奪還と『曙』」
マヤコフスキイ「『曙』上演に関する討論会での発言」
ベーブトフ「忘れられぬこと」

③群集劇 ルナチャルスキイ「一九一八年のメーデー」
(-)群集劇『労働解放讃歌』(『解放された労働の神…

New Found Land:ニコラ・ブリオー来日関連

◆ニコラ・ブリオー来日(2018年)関連
・「人新世におけるアート」は可能か?:ニコラ・ブリオー、あるいはグレアム・ハーマンの「無関係性の美学」──特別講演会「グローバル時代の芸術文化概論:21世紀の関係性のランドスケープ:人間的そして非人間的領域の狭間におけるアート」を聴いて(沢山遼)
http://ga.geidai.ac.jp/indepth/special-lecture-report-ryo-sawayama-on-bourriaud/

・ニコラ・ブリオー講義アーカイヴ(川出絵里)
http://ga.geidai.ac.jp/indepth/special-lecture-report-nicolas-bourriaud/

・BETWEEN PRACTICE AND THEORY(星野太)
http://www.art-it.asia/u/admin_ed_itv_e/X8VQRtDBPOxyjMJihmAn/

New Found Land:中世思想原典集成図解

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◆中世思想原典集成図解(小林博和さん)
https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/kobayashikorio/christ/christ.html
やばさを感じる。



New Found Land:レートフ/クリョーヒン関連ブログ

◆東欧ロシアジャズの部屋
https://jazzbrat.exblog.jp/

・セルゲイ・レートフ「都市、辺境と移住」(https://jazzbrat.exblog.jp/14036451/
・レートフ「ソヴィエト・ロシアにおける新即興音楽小史:1960年代〜1990年代初期」(https://jazzbrat.exblog.jp/13683188/
・レートフ「セルゲイ・クリョーヒンについての覚え書き」(https://jazzbrat.exblog.jp/14056879/


*クリョーヒンについては、雑誌媒体にいくつかインタビューがある。
・『ジャズ批評』1996年7月:インタビュー「ポップ・メハニカの方法」
・『Asahi Journal』1989年4月28日:インタビュー

New Found Land:Soviet Logos

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◆Soviet Logos(Instagram)
https://www.instagram.com/soviet_logos/

ソ連時代の商標ロゴコレクション。かっこいい。
ポスターも販売している。


New Found Land:「ロシアの通貨」(齋田章さん)

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New Found Landというラベル(カテゴリ)を新しく設けました。インターネットの海から発見したサイトなどを投げていきます。

◆齋田章さんのサイト「ロシアの通貨」
http://www.a-saida.jp/

・帝政ロシアの通貨事情
・ロシア革命の貨幣史 など。

とても面白く、ためになります。




ドミートリイ・プリゴフインタビュー(2000年)+「コンセプチュアリズムの基礎知識」

ロシア・コンセプチュアリズムの中心的詩人かつアーティストかつ……諸々のドミートリイ・プリゴフの2000年のインタビューと、彼が寄稿したインターネット上の記事「コンセプチュアリズムの基礎知識(原題:コンセプチュアリズムについて知っておくべきこと)」を訳しました。

特にインタビューは、コンセプチュアリズム界隈の雰囲気を知れてとても面白い。

・ドミートリイ・ プリゴフインタビュー「必然的でありながら偶然であるもの」(2000年)
https://note.mu/pokayanie/n/n199e066813a9

・プリゴフ「コンセプチュアリズムの基礎知識」(1998年)
https://note.mu/pokayanie/n/n62651ad7089e

- Интервью с Дмитрием Приговым: Случайное, являясь неизбежным. (Новое Русское Слово, август 2000)

- Дмитрий Пригов: Что надо знать о Концептуализме. (1998)

「現代ロシア文学作品集」目次

北海道大学文学部ロシア文学研究室&スラブ研究センター有志編「現代ロシア文学作品集」目次

*凡例: ・原作者姓, 名(訳者名)「タイトル」〈特集タイトル〉:開始ページ (原作者は目次表記に寄せたが、明らかな誤りは修正した。その他日本での通名を[]で補記した場合がある。1タイトルに複数作品が含まれる場合、それぞれの作品の開始ページを:につづけて「23、25、32」のように示した。) *北大所蔵分:1〜12(3、9、10欠)。欠号巻や内容詳細に関して、「日本におけるスラブ地域研究文献データベース」(https://dbr.nii.ac.jp/infolib/meta_pub/G0000049SLAV)を参照した。
〈1.〉(1992) ・タルコフスキー, アルセーニー(大友久子訳)「アラガツの星々」から:1
・ソロウーヒン, ウラジーミル(照内直子訳)「門の下の隙間」:3
・堀越しげ子「うずべく日記」(ソ連旅行の印象から):8
・ペトルシェフスカヤ, リュードミラ(小椋彩・畑本史恵・三上真朝子訳)「大人の童話」:11
・ブィチコーフ, アンドレイ(望月哲男訳)「国外のロシア人」:16

〈2.〉(1993) ・プラトーノフ, アンドレイ(大友久子訳)「職人の誕生」(『チェヴェングール』冒頭部):1
・エセーニン, セルゲイ(小林流美子訳)「セルゲイ・エセーニンの詩より」:29
・ツヴェターエワ, マリーナ(三上眞朝子訳)「ブロークに寄す」:40
・アイトマートフ, Ч.(照内直子訳)「赤い林檎」:41
・Bocharov, G. S. (高井暁訳)「わが街」:57
・マカーニン, ヴラジーミル(望月恒子訳)「退屈する運転手たち」:63
・マカーニン, ヴラジーミル(望月哲男訳)「抜け穴」:71

〈3.〉(1994) ・ヴィソツキー, ウラジーミル(大廣料子訳)「ウラジーミル・ヴィソツキーの詩篇より」:1
 *内容:「大地の歌」「こうのとり」「無題」「無題」「狼狩り」「ヘリコプターからの狩りあるいは、どこだ、おまえら狼よ」
・マンデリシュターム, О.(三上眞朝子訳)「О・マンデリシュタームの詩から」:10
・タルコフスキー, アルセーニー(大友久子訳)「アルセーニー・タルコフスキーの詩から」:14
 *内容:「ジャンヌの樹」「夜の雨」
・アヴェルチェンコ, A. T.(高…

「ゆめみるけんり」vol.2を出版しました

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「ゆめみるけんり」vol.2を出版しました。今回の特集は「わたしと、はたらくこと」。
わたしは、パーヴェル・フロレンスキーの手紙と、Kindle版限定でセルゲイ・エセーニンの詩を訳しています。また、前号から引き続きニコライ・フョードロフのエッセイも掲載しました。「著作者の義務と、博物館=図書館の権利」というタイトルで、博物館・図書館論の前半です。

その他今号のコンテンツはこちらをご覧ください。
https://droitdeyumemir.blogspot.jp/2017/09/new-issue-coming.html

書籍版は書店で細々と展開を開始したところですが、もし欲しい方がいらっしゃいましたらわたしまで直接お問い合わせください。
Kindle版はこちらです→http://amzn.asia/eJpuau0

詳細は、「ゆめみるけんり」ブログまで。https://droitdeyumemir.blogspot.jp/