文字6(こと)

わたしでありながらだんだんとがけのほうへはいつくばりにじりよるようにしてわたしでないもののほうへとすすむこといがいにいきることについてなにかたのしみがあろうかというかそれいがいのいきかたができることじたいがわたしにとってすでにかなりのおどろきであるというかそういうあるいみとうぜんのぎもんをとうぜんにもたないことがとうぜんではあるとはいえそうしてわたしはいきをしているかぎりわたしでないもののほうまたはわたしのようなもののほうへとじりじりとひきずられつづけている

コメント

このブログの人気の投稿

ローベルト・ムジール『特性のない男』

父からの手紙

【移転します】ブログの移転について