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ピョートル・パヴレンスキーインタビュー(2016)

ピョートル・パヴレンスキー(Павленский, Пётр Андреевич、1984-、当時のレニングラード生)はいまロシアで最も有名なアクティヴィスト=アーティストといっても過言ではない。パヴレンスキーはその行為の過激さで有名である。Pussy Riot支援のために唇を糸で縫ったアクション「縫合」(2012年)を筆頭に、裸体に鉄条網を巻きつけたり(アクション「屠殺体(トゥーシャ)」、2013年)、自分の陰嚢を赤の広場の地面に釘で打ち付けたり(アクション「フィクセイション」、同年)といった観る者にも痛みを抱かせるような自傷的行為を行う他、ペテルブルグの橋上でタイヤを積み上げて燃やし金属板を叩いて音を出すことでウクライナのユーロマイダンを再現する集団的アクション「自由」(2014年)などを行ったアーティストである。2015年にはロシア連邦保安局の建物のドアに放火した(アクション「脅威」)が、これがもとで逮捕・拘留された。裁判では有罪となり、約50万ルーブルの罰金が科せられた。

アレクセイ・パルシコフの詩

イメージ
TSe湾の地震 エヴゲーニイ・ドィプスキーへ
朝、テントが私のうえに
倒れてきた そして感じた 地形が
雌鶏の鶏冠のように
引き攣ったのを

足下を砂が這い回り
水が入った洗面器が私目がけて斜めに飛んできた
靴の片足が私を跨いでゆき
もう一足は 曠野が試しに履いていた
私は気持ちが悪くなり 目が見えなくなった
どこにあるのだ 私がその周りで振り回されている
あの仮想の足場は?

水平線から 未知の都市がちらと浮かんで
消え失せてしまった

私はみた ひとが2人窪地に横たわっている
陰のかかった ぐちゃぐちゃの泥の上に
男のほうには 力強い肩甲骨
女には 珊瑚色の脚
一匹のキリギリスにそっくりだ この人たちは 一緒にいると
金色の窪地に座すキリギリスに
男は 震えながら女のなかで長いこと彷徨っていた
エネルギーが環になって散っていった
女の脚をもつ キリギリスだ

我にかえって 私は待っていた 砂は麻痺し
鎖を解かれた貨物列車は錆びてしまっている

雲はとぐろを巻き 瘤のよう
善き力が通っていった 沿岸部を
そして 再び己れを引き裂きばらばらになったのは
ヨーロッパのマント ポロニウムが
身をくるんでいたのだろうか? ドスン! グサリ!

私はどこにいるのだろう? 窪地のところに 丘がある。

大地は 円錐形なのだ
しかも切っ先に取り残されている
その切っ先は蛇のごとくのたうちまわる
希望は むなしい。
貨物列車は 加速しているようだ
その場ながら袋小路で踊り歩いた
二重螺旋が2つ
ひとの中 ほど近く遊んでいた

私は歩いていった 忘我の境地にある二人組から
離れて向こうの方へ、
だが 何百メートルか
行くと私は 脚までぞくぞくと
身震いを覚えた、
rabbitという単語が脳裏をよぎった、
魔法をかけるような胸騒ぎに
映画のように 輝きを放ったのは、
喪われし棲息環境だ、
ガチャガチャと音を立てたのは 喪われし鎖だ、
私たちと最下等の生き物を結ぶ鎖:
雷帝が震えた
ラマルクとトカゲどもを和解させて
大気が震えた
私たちと空虚を 司祭アヴァクームと
ニコン総主教を 和解させて
巨礫が 弁のように
身を震わせた。白黒映画が
ばらばらに壊れてステレオになるように
機械の震えのなかで
新しい座標が
喪われたものを 探り当てた。
キノコ採りの女のように もつれ合った
視界の道がパッとひらけ…