04 3月 2016

ヤクープ・コーラスの詩

春、野原にて

私は好きなのです 広い野はらの果てしなさが、
ライ麦の穂がなす 緑いろの海が

畑の畝の いくつもの細い線も
私は好きだよ、ねぇ野はら、きみの広がりが!

ライ麦のなかでざわめく 古い洋梨の木も 
緑の境界線も 遠くとおくの平原も

私は好きです 山あいに延びる道路も
その山の下で小川が交わす おしゃべりも

私は好きです 丘が むかしの古墳が
青くとおくに広がる 透明な雲が・・・

春に野はらを眺めるのが 私は好きです
ライ麦の野はらを 風がそっとざわめきながら泳いでゆきます

ライ麦はざわざわと揺れています 畝から畝へと走り回っています
そして 空気の波が 震え、震えている・・・

私は好きなのです 広い野はらの果てしなさが
大きなライ麦の穂がなす 緑いろの海が

Якуб Колас: На полi вясною (1909)

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